今日は占術コンサルタントの際に、パートナーとして、一緒に勤めさせて頂いている、トートタロットカードについて、書かせて頂きたいと思います
“タロット” となりますと、みなさまにとって、どのようなイメージがありますでしょうか。
《占い》
と、即答される方が多いでしょうか。
もちろん、人それぞれではありますが、占い、という中で、カードで詠んでいくものは、体験やお試しをする際、お気軽に出来る、という方と、少し抵抗があると、控えたくなられる方と、やんわり2パターンのように、分かれるように、個人的には感じています。
タロット(カード)の起源は、実はハッキリとはしていないのですが、14世紀にはあったとの説が、今の説として、確かとされています。
(11世紀辺りにはあったのでは、との、ぼやんとした説もあったようですが、14世紀に落ち着いています。)
トートタロットカードにつきましては、1969年に世に出ました。タロットの起源を思いますと、約50年と歴史は若くなりますが、歴史の長短でどうこう、ではないのも、タロットカードそれぞれの魅力であり、トートタロットカードの魅力であると思っています。
トートタロットは、占星術・数秘・カバラ、エジプト・東洋・ギリシャなどの思想や宗教観、中世のシンボルなど、あらゆる叡智が込められたカードです。
78枚の絵札 (カード)1枚1枚に、芸術絵画のような世界観にも通ずるものがあると思っています。
絵から伝わるメッセージ性も、インパクトがあるので、印象として、強さも溢れているなと観じてもいます。
そして、こちらのカードの面白さ、興味深さは、
《カードの意味を覚えたら、詠める(読める)でも無い世界がある》
と観じるところ。
大きな特徴の1つではと思っています。
読もうとしたら詠め無くなる、と表現し得るものかも、知れません。
直観と意識、感性を研ぎ澄まして詠むもの、それがトートタロットカードとも言われています。
哲学、思想などあらゆる角度を表現して、色彩から表現される絵札は、
ご覧になられる方々の目にダイレクトに届き贈られ、
観た方の感性に訴えていくものを、備えているように観じます。
言葉としてお伝えした時には、聴覚から脳に響くような、
眠っていた五感が目覚めていくような、
そんな感覚をも味わえるカード、トートタロットカード。
《閃き力》を高めるきっかけにもなるのでは、と観じます。
直感・直観や感性は、時に意識することで、使うものになるのかも知れません。
そして、直感・直観を磨かれていくと、自ずと《勘》への働きにも、何かしらの「きっかけ」も、起こり得ると観じます。
自分の“氣” への意識と目を、向けていかれること。
《氣》の流れや向きへの感度や感覚も、高まるように観じます。
*やる氣になる
*氣が滅入る
*氣力が湧く など。
日本語に、氣、は、目に見えないものに添えられていて、
空氣、電氣、元氣、根氣 など
日本語・日本人にとって、《氣》という言葉が、深い関わりがあることも、観じます。
直感・直観、感性、勘、氣、閃きなどの言葉と、トートタロットカードは、実はとっても、縁があるカードとも観じます。
感性、感覚、情緒、情景、芸術、思想…
数学も物理、医学なども、その分野だけを掘り下げて勤めている方々は、今も昔もほぼ皆無かと思います。様々な芸術や自然、哲学や文芸、時に宗教観に身を置き、触れ、感性・感覚を研ぎ澄ましていらっしゃりながら、その道を極めて続けていらっしゃっる
感性、気、閃き、勘、直感・直観は、礎なのだと観じます。
そのような、あらゆるものを自分の中に取り入れ、自分の中に融合したり、融合されたりしながら、「自ずと」という、流れや向かう方向、みつめる先が観えてくる。
そして、その「観える」を重ねていけばいくほど
自ずから、自ら、自分で自分を
導き導く
そんな流れになる。
そんなきっかけの一つになれる存在
それが、タロットカード・トートタロットカードと、観じています。