6月 おついたち・言の葉のおくりもの
月に一度の言の葉のおくりもの、おついたちの日となりました。
本日のカードは
⚫︎grand tarot belline
(グラン・タロー・ベリーヌ)
19世紀の有名な占術者であるエドモンドが製作。その弟子のベリーヌにより出版されたカード。
大アルカナのデザインには、エドモンドと同じく19世紀に活躍した魔術師で作家のポール・クリスチャンによる「魔術の歴史と実践」で語られた内容を描写。
某国の皇帝・御后も同等のカードでセッションしていたとのカードです。
おついたち・言の葉のおくりもの、こちらのキーワードは
愛・情熱・感謝・笑い・勇氣
となっていますが、今日選ばれました言の葉、6月はこの中から “一つ” でした。
その一つは…
勇氣
それでは、参ります。
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Le Crépuscule
(トワイライト)〜今は、観えなくても
今は、分からなくても〜
もしも願いが叶うなら
わたしは何を願うかな
もしも、祈りが届くのなら
私は何を祈るかな
それならば…
もしも願いも祈りも 叶い届かないならば…
わたしは何をしてるかな
願いが叶うなら、してるけど
祈りが届くなら、してるけど
どちらの言葉も、一度は思ったことがある、という方、いらっしゃるのでは…と思います。
けれど、願いが叶う、なんて、どうなの…?
祈りは届くって…どうなの…?
こちらの言葉も、先ほどの言葉と対にして、思ったことがある、という方も、いらっしゃるのではと感じます。
この度のカード、日本語では “月” に当たるカードがおついたち・言の葉のおくりもの 〔勇氣〕 への、メッセージです。
〜今は、観えなくても
今は、分からなくても〜
月は、未知の感覚を思わせるようであり、謎めいた存在のようでもあり。だからこその、美しさや神秘に溢れた存在、佇まい、といった雰囲気もあって。
煌びやかに輝く光というよりは、静けさの中で、暗闇の中で、柔らかく優しく、そして温かで。見守り見つめるまなざしのように、光を注ぎ照らす存在でもあって。
その月の輝きは、夜に顕著に感じるから、暗闇と対であるかのように、暗闇を連想させる存在として、表現されることもあって。
そういった月のカードが、この度の勇氣に・言の葉に現れた、ということは…
これからの道、向かう先には、見えてないことがあって、場合によっては、見えてない・見えないことが多すぎて、分からないことが多すぎて…そんな暗闇のような道、足元が見えない道を今、歩いてる・歩き出してる・歩き出そうとしている、といった色模様なのかも知れません。
やったことのないことを、したことのないことを、経験したことのないことを
そんな、今まで歩いたことの無い道に、今、立っていて、未知の世界へ…その入り口に立ったところ、そんな雰囲気に包まれているのかも知れません。
けれど不思議と、強烈といった色合いの恐怖、という感じのものは無くて。
静けさの中に佇む月のような落ち着きと、月明かりに照らされた、微かに観えるこれからで、今は充分頼りになっているから、まだ見えてないことはあるけれど、見えないけれど、一歩一歩、進んでいける、それだけは、分かってる、といった観じのようです。
見えてないから、見えないから
考えることが出来るから
考えることが出来るのは
人間だけが出来るから
考えることは未来を想えることで
夢を描けることだから
だから…
願いが叶うなら願うでもなく
祈りが届くから祈るでもなく
願いも祈りも叶い届かないならば…でもなくて
〜今は、観えなくても
今は、分からなくても〜
今の自分の想像を超えた
今までの自分の範疇を超えた
場所へ、道へ、世界へ
勇氣の一歩を
その一歩を踏み出せたなら…
月の後には太陽が
わたしを待ってる
“月” のカードの次に続くカードは、“太陽” のカード
〔夜明け、そして、日の出〕
“わたし” にとっては…
〜幕開け〜
に、なるのかな
6月のおついたち・言の葉のおくりものが
みなさまにとって
かけがえのない時に満ち溢れた1ヶ月でありますように