2019.8.6
平和宣言【令和元年(2019年)】
戦後74年の広島 平和記念式典
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特に、次代を担う戦争を知らない若い人にこのことを訴えたい。
そして、そのためにも1945年8月6日を体験した被爆者の声を聴いてほしいのです。
当時5歳だった女性は、こんな歌を詠んでいます。
「おかっぱの頭(づ)から流るる血しぶきに 妹抱(いだ)きて母は阿修羅(あしゅら)に」
また、
「男女の区別さえ出来ない人々が、衣類は焼けただれて裸同然。髪の毛も無く、目玉は飛び出て、唇も耳も引きちぎられたような人、顔面の皮膚も垂れ下がり、全身、血まみれの人、人。」
という惨状を18歳で体験した男性は、
「絶対にあのようなことを後世の人たちに体験させてはならない。私たちのこの苦痛は、もう私たちだけでよい。」
と訴えています。
生き延びたものの心身に深刻な傷を負い続ける被爆者のこうした訴えが皆さんに届いていますか。
「一人の人間の力は小さく弱くても、一人一人が平和を望むことで、戦争を起こそうとする力を食い止めることができると信じています。」
という当時15歳だった女性の信条を単なる願いに終わらせてよいのでしょうか。
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また、インド独立に貢献された、ガンジーの言葉も、引用されていました。
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「不寛容はそれ自体が暴力の一形態であり、真の民主的精神の成長を妨げるものです。」
現状に背を向けることなく、平和で持続可能な世界を実現していくためには、
私たち一人一人が立場や主張の違いを互いに乗り越え、理想を目指し共に努力するという「寛容」の心を持たなければなりません。
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